2026年4月25日土曜日

General Review | RoboCupJunior Japan Open 2026 Aichi

 RoboCupJunior Japan Open 2026 Aichi に参加したすべての皆様

 このたびは大会へのご参加、誠にありがとうございました。大会から早くも一か月が経過いたしましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 さて、この度は大会の総括といたしまして、各サブリーグのチーフより頂戴した講評を取りまとめました。今大会で使用されたフィールドのデザイン等も併せて掲載しておりますので、講評とあわせて、今後のロボット開発の参考としていただけますと幸いです。



サブリーグ(RWL, RWM, RCL, RCM)チーフによる各競技に関する総評
 (Provided in Japanese only)



 各競技の得点走行に関する具体的なコメントにつきましては、上記の各サブリーグチーフからの講評に譲りますが、ここではレスキュー競技全体について、簡単に振り返らせていただきます。

 今年は、カテゴリごとに会場が異なったため、頻繁に皆さんにお知らせをすることが難しい状況で、チーム各自の時間管理が非常に大変だったと思います。大会中には、競技時間の変更や、皆様にお伝えしていなかったイベントの追加など、柔軟な対応が必要な場面もありましたが、皆さんが運営の指示をよく聞き、素早く行動していただけたおかげで、大会を円滑に終了することができました。ありがとうございます。

 しかしながら、時間管理の点では課題もあります。中でも、インタビューの時間を失念し、こちらから注意したチームが数チームあったことは、少し残念に思いました。大会においては、得点走行ももちろん重要ですが、それと同じくらい、自分のロボットの成果をアピールする場であるインタビューも重要です。今回時間を失念していたチームも、そうでなかったチームも、今後は大会期間中にどのようなイベントが行われるのか、そして自分がどのようなスケジュールで行動すべきかを意識して行動するようにしましょう。

 さて、少し話が変わりますが、皆さんは、今回の大会を通じて様々なロボットと触れ合い、多くのことを学ばれたかと思います。「学ぶ(まなぶ)」という言葉は「真似ぶ(まねぶ)」から来ているとも言われているように、良いロボットから知識を得て、実際に真似てみることも大切です。真似るうえで重要なのは、機構をそのまま作成するだけ、ではなく、その先にある学びと更なる改善です。
 私が(選手・運営含めて)RCJレスキューに携わって15年ほどが経とうとしていますが、年を追うごとに、各チームの使用する技術が着実に向上していることを感じています。問題点を発見し、現状の機構からどのように改善できるのかを考えることが大切です。必ずしも上位チームのロボットが、すべてにおいて規範となるわけではありません。総合得点が振るわなかったチームであっても、例えば救助機構の作りが非常に優れているなど、学ぶべき点は多くあります。期間限定ではありますが、現在は参加者全員のCMSによる結果やプレゼンテーションポスターを確認することができますので、今後のロボット開発に大いに役立てていただければと思います。

 最後に、この場を借りて、大会スタッフとしてご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。ジャパンオープン大会は、ボランティアスタッフの支えなしには成り立ちません。選手の皆さんが安心して競技に臨めるのも、数か月前から大会のためにスケジュールを計画している運営の方々と、全国各地から集まってくださるスタッフの皆様のおかげです。
 ボランティアスタッフは年々減少傾向にあります。もし今年で選手を卒業される方がいらっしゃいましたら、ぜひボランティアスタッフとしての参加もご検討ください。選手の時はロボットの調整に忙しく得られなかった、別の視点での学びがきっとあるはずです。

 今年の世界大会は韓国・仁川で開催されます。出場チームの皆さんには、良い結果を残されるとともに、有意義な学びを得られることを期待しています。また、今回は参加できなかったチームの皆さんも、来年に向けて引き続き精進してください。

 皆様のロボット開発がより良いものになることを願っています。


RoboCupJunior Japan Open 2026 Aichi
レスキュー競技統括 森本奏多