RoboCupJunior Japan Open 2025 Nagoya に参加したすべての皆様
このたびは大会へのご参加、誠にありがとうございました。大会から早くも一か月が経過いたしましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、この度は大会の総括といたしまして、各サブリーグのチーフより頂戴した講評を取りまとめました。今大会で使用されたフィールドのデザイン等も併せて掲載しておりますので、講評とあわせて、今後のロボット開発の参考としていただけますと幸いです。
(Provided in Japanese only)
リンク:https://drive.google.com/drive/folders/1GHAXEsIUjjCvVYYGTbu1xXPR4W3RTWgj?usp=sharing
各競技の得点走行に関する具体的なコメントにつきましては、上記の各サブリーグチーフからの講評に譲りますが、ここではレスキュー競技全体について、簡単に振り返らせていただきます。
今大会では、運営側が事前にお願いしていた事項について、大きな忘れ物等が見受けられなかったことが印象的でした。ニュースレターをよく読み、大会当日に向けてしっかりと準備を進めてくださった皆様の姿勢が大変良かったです。また、パドック内では選手間の交流も多く見られ、海外チームとの英語でのコミュニケーションを試みるチームもあり、非常に素晴らしい場面が数多く見受けられました。全国各地からロボットが集うJapan Openは、大変貴重な機会だったと思います。この経験を、今後の開発や活動にぜひ役立ててください。
一方で、いくつかの課題もみられました。
今大会ではローカルルールにてハンドルの設置方法やLEDの配置位置などについてお願いを記載いたしましたが、これらを満たしていないロボットも一部見受けられ、当日に慌てて修正するチームがいたかと思います。ブロック大会では認められていた機体・行動が、Japan Openでも適応されるとは限りません。今後は、ブロック大会への参加時点から、ルールを遵守したロボットづくりを意識していただければと思います。本件につきましては、運営側においても競技運営方針やローカルルールの提示が遅れたことも一因であると認識しており、早期からロボット開発を行ってきた参加チームの皆様にはご不便をおかけしました。次回大会においては、必要な情報をできる限り早期に提示できるよう、準備いたします。
また、非常に残念なことに、他チームのパソコンを無断で操作したという報告も寄せられております。他人の持ち物に無断で触れることは、当然ながら許される行為ではありません。このようなトラブルを未然に防ぐためにも、各自が貴重品の管理を徹底していただくよう、改めてお願いいたします。
最後に、今大会を支えてくださったすべてのスタッフの皆様に感謝申し上げます。今年度は、全国各地から約50名のスタッフにご参加いただき、チームの保護者やメンターの皆様にもご協力いただいたおかげで、無事に大会を終えることができました。一方で、いくつかのブロックでは協力が十分に得られず、一部の方々に過度な負担がかかる場面も見受けられました。大会の円滑な運営のためにも、1チームにつき1名以上のボランティア参加について、今後ぜひご検討をお願いいたします。また、今大会をもって選手を引退される予定の方々には、次年度以降はスタッフとして、次の世代を支える立場として良い競技会づくりに力を貸していただければ、とても嬉しいです。
以上となります。今後とも、皆様のロボット開発が一層実りあるものとなりますよう、願っております。
RoboCupJunior Japan Open 2025 Nagoya
レスキュー競技統括 森本奏多